2023年 本会議一般質問③
【質問編】先日行った本会議一般質問のやり取りを一部抜粋でご紹介します。
以前提案したときは月五千円、年間六万円の塾代補助を提案しましたが、消費税率アップ、それから物価高騰、人件費高騰の波は塾にも押し寄せています。 今や小学生に最もメジャーと言っていい習い事の公文式が一教科一月七千七百円です。 せめて公文一教科分と言うと大変分かりやすいと思いますので、月八千円、年間九万六千円の塾代補助を小学校高学年から中学校卒業まで全てのお子さんに行ってみてはいかがかと思います。ざっくり十億円程度の財源が必要ですが、現在の文京区の財政状態から考えれば十分可能な水準とも言えます。いかがでしょうか。 次に、人への投資について伺います。 先ほど申し上げた、子育て支援も人への投資ですが、それに加えて、学校の先生、それから保育、介護といった、人が人の世話をして初めて成り立つ仕事の現場を改善するための投資、これも怠ってはならないと考えます。 行政の効率化は当然徹底すべきではありますが、支出を抑えるために、一番手っ取り早い人件費を削減するといったデフレ的な思考ではサービスの低下に直接つながってしまいます。 介護、保育、教育全てそうですが、文京区の住民が安心して高水準のサービスを受けるためには、いい人材に文京区で働きたいと思っていただける環境を用意する必要があります。 給料だけではなくて、最新の設備や、技術も取り入れながら、働く人も、そしてサービスを受ける人も両方が気持ちのいい環境を整備していくべきです。もちろん各事業所が人を採用して、現場を運用するわけですから、区が直接にというわけにはいかない部分も多いと思います。でも、やれることもあるはずです。 例えば、事業所のDX推進のための投資、それから職場における環境改善の取組への補助、採用支援。それから、国の定めている最低限の人員配置よりも人を加配した場合には人件費を一部区が負担するなども検討できるのではないでしょうか。 区の考える具体策をお示しください。 さて、春の区議会議員選挙、区長選挙を通じて、成澤区長とともに街頭に立つ機会に私は恵まれました。 その際、思いの外、成澤区長に対する批判の声が多く聞こえてきました。結構暮らしやすい街ですし、区長は御存じのとおり超人的な仕事好きなのに何でだろうなと、最初は不思議に感じましたが、私は気が付いたんです。 それは、物事をしっかり動かしてきたからだということです。課題を放置せずにちゃんと仕事をしてきたからだということです。 物事を動かすときには必ず批判があります。みんなの意見を聞くには聞くけれど、ただただ「困りましたね」と寄り添うだけで現状維持をして。それから、文句を言われるのが怖いから、何とか審議会とか、何とか協議会に決断を委ねて結局は現状放置。 そんなリーダーよりも、多少の批判も受け止めて、課題を具体的に解決をして、物事を前に進める人の方が、全体の区民の暮らし、それから文京区の発展にとってはいいのではないだろうか。もちろん批判は受け止めるべきだけれども、勇気を持って多くの物事を前に進めてきたからこその批判の声でもあるのではないか。私はそう申し上げました。 減点主義と、それから揚げ足取りばっかりが悪目立ちする今の風潮で、決断はなるべくしたくない、先送りにしたいというのが誰しもの本音だと思います。でも、不確かな情報しかなくても、立ち止まることなく、そのときある限りの情報で次々と判断が下せるリーダーであってよかったなと住民の一人として私は思っています。特に、このコロナ禍のような先の見えない危機においてはそうです。 私は成澤区長は、これからも多少の反対の声があっても、長期的な視野でいいなと思ったことは積極的に、そしてスピーディーにチャレンジをしてほしい、そう期待しています。
(とりあえずこの辺で一回区切ります)
以上、高山たいぞう
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