2023年 定例議会一般質問①

先日行った本会議一般質問のやり取りを一部抜粋でご紹介いたします。



【〜質問編〜】

文京永久の会の高山泰三です。会派を代表して、二〇二三年六月定例議会一般質問をいたします。 まず、今年春の改選を経て、伝統あるこの文京区議会におきまして再びこのように発言させていただく機会を得ましたこと、心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。 私は初当選以来、責任が曖昧で非効率的な政治の世界を、シンプルで効率的にしたいと思い活動を続けてまいりました。この思いは一貫して変わることはありません。 私は、議員として、選挙ほど勉強になるものはないと思っています。選挙を通じて頂いた皆様からの御意見、そして批判に、謙虚に、素直に向き合ってまいりたいと思います。 今回の選挙におきましても、実に多くの声を皆様から伺うことができました。 育成室が足りない、小学校の教室が足りない、子育て支援ばかりではなくて老人も支援してくれといった御意見。また、実際に介護事業所や保育所で働く方々からは、現場の実情についてなど多くの声を頂きました。 恐らく、今回の定例会においてもそんな声を聞いた、他の議員さんたちからも問題提起がなされることと思いますし、私たち文京永久の会もしっかりと委員会で個別具体的な課題を取り上げてまいります。 区長、そして教育長におかれましては、虚心坦懐にそうした声を受け止めて、一つでも多くの要望に応えていただきたいと思っています。 中でも、私が最も印象に残ったのは白山上のスーパー三徳のところで、引退した田中和子さんにちょっと雰囲気の似た品のいいおばあちゃんに話し掛けられた一言でした。「あなたたち政治家はね、こうして演説やら街中では皆さん大変御立派なことをおっしゃるわね。みんな正しいことをおっしゃるわね。でもね、一つだけ言いたいの。人の悪口、それから人の粗探し、ああいうことだけはやめてちょうだいね」と優しく言われた一言でした。 皆さん、どうでしょう。私はとても恥ずかしいなと感じました。 私は選挙戦において「明るく素直な」議会を作る一助になりたいと訴えてまいりました。 何か幼稚園生のようなことを言っているなと思うかもしれませんが、残念ながら、議会というところは、そんな当たり前をなかなか実践できないということが少なくないのではないでしょうか。 幾ら人の悪口を言ったって、我々の生活は良くなりませんし、幾ら行政の粗探しをして鬼の首を取ったような顔をしてみたところで、お役人さんはモチベーションが上がるわけがありません。手柄を取りたいがために一方的な要望を言いっ放しにするのではなくて、たとえ意見の対立があったとしても、区議会の皆様や区役所の方々と建設的な議論をして、少しでも一致点を見いだして前に進む。 大切な議会の時間です。少しでも実りあるものにしたいと私は願っております。 その際、私が大切にしたいのは、歴史、そして伝統への謙虚な気持ちだと思います。 目の前に問題があるからといって、先人たちの知恵や、それから歴史的な経緯を無視して、目に付いた小手先の部分だけを変えようとしても、かえって物事は混乱します。 私を含めて、一人一人の知恵などしょせんは浅知恵です。浅知恵で考えた一見正しいことを押し通すよりも、多少の矛盾は抱えたままであっても、寛容な明るさを持って物事を解決していく方がいいのではないかと私は思っています。 物事がおおむねうまく進んでいる文京区だからこそ、議員と区長がしっかりと議論をして、少しずつ物事を修正する。極端な節約志向に陥らず、将来への十分な投資を進めていく。それが私の目指す姿であります。 それでは、改選後初めての一般質問ですので、選挙で訴えてきたことを中心に質問をしてまいります。 私はこの選挙を通じて主に三つのことを訴えてまいりました。 まず一つはコロナ禍からの地域コミュニティの復活、次に子育て支援の所得制限の撤廃、それから人への投資、この三点であります。 まずはコロナ禍からの地域コミュニティの復活について伺います。 いよいよ、長く続いたコロナ禍も去る五月八日から感染症法上の分類が見直され、経済活動の復活が始まっています。百貨店の売上げも過去最高を記録しています。

(とりあえずこの辺で一回区切ります)



以上、高山泰三

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