答弁3・4(起債+債務水準)

次に、公共施設整備に係る財源の確保についてのお尋ねですが、大規模な施設整備については、世代間の公平性や一時的な経費負担の増加を平準化するため、起債を活用した財源の確保に努めてきたところです。

 銀行等引受債等の民間資金からの借入れについては、公的資金と比較し、利率が高く、また、手数料負担も多額であるとともに、償還期間が五年又は十年と限定されていることから、本区としては、利率が低く、かつ、償還期間も長期である公的資金を中心とした借入れを行ってまいりました。

 しかしながら、公的資金については、貸付枠に限りがあることに加え、他の自治体の借入れ要望もあることから、想定した額を確保することが難しい傾向にあります。

 こうしたことから、今後、老朽化する施設の整備に適切に対応するとともに、特定目的基金の残高を確保するため、適正水準は定めておりませんが、起債依存度や公債費負担比率といった指標に留意しながら、財政運営に支障を来さない範囲で、民間資金を活用した借入れを拡充してまいります。

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