一般質問4(適切な債務水準)

なお、足元の文京区の財政状態は、総務省が示す四つの指標から成る健全化判断比率を見ても、全てが十分過ぎるほど健全な状態を示しています。

 これは悪いことではないのですが、借金は少なければ少ないほど良いのであるという考えなのであれば、それは改めるべきだと思います。

 文京区の財政を簡単にまとめた、文の京の財政状況という冊子を見ると、表紙に「文京区の家計簿はどうなっているんだろう?」と書いてあります。これはとても分かりやすくていい資料なのですが、ただ、現金の収支だけに着目する家計簿に例えると、ややもすると、少しでも赤字が出るのは悪いことであるという単純な発想に陥るおそれがあります。

 家計には定年退職があって、老後の蓄えが必要です。しかし、当たり前なのですが、自治体は定年退職はありませんし、年も取りません。家計簿とは違う発想が必要だと思います。借金は少なければ少ないほど良いのであるというわけではないはずです。

 そこで、区が適正と考える借金の適正な水準、また、その考え方について、改めてお聞かせください。

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