答弁2 (歳入見込み)

 次に、歳入状況についてのお尋ねですが、一般財源の大きな割合を占める特別区民税については、九月末時点の収入額が百七十億六千四百万円となっており、前年度同時期と比較し、一億八千七百万円、一・一%の増となっております。

 また、特別区財政調整交付金における普通交付金の当初算定額は、百七十七億六千八百万円となっており、前年度と比較し、七億五千万円、四・一%の減となっております。

 現時点で、当初予算額との大きな乖離は生じておりませんが、特別区民税の徴収実績及び市町村民税法人分の徴収実績による都の財源見通しを踏まえ、適切に補正予算に反映してまいります。

 次に、来年度の予算編成についてのお尋ねですが、区財政が予断を許さない状況においても、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている区民の健康と暮らしを守るとともに、感染症の拡大等に伴う様々な社会変革にも適応しつつ、地域経済の復興を図るための予算を優先することを基本的な考え方としております。

 歳入に見合った歳出予算の編成により、持続可能な財政基盤を確立し、健全な財政運営を進めるとともに、様々な行政課題の解決に向け、果敢に取り組むための予算を編成してまいります。

 なお、議員御指摘のように、景気動向等、社会状況の変化が見られた際には、年度途中であっても積極的な予算措置を行ってまいります。

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