予算総括質疑(答弁+高山コメント)2021

答弁)


今後の歳入見通しについてのお尋ねですが、来年度の特別区税については、令和2年度2月補正予算における補正後の額と比べ11億8,503万5,000円、3.3%の減収を見込んでおります。その要因としては、新型コロナウイルス感染症等の影響による、生産年齢人口の流出に伴う納税義務者の減少のほか、社会経済情勢の影響を受けやすい賃金動向や徴収率、ふるさと納税等の影響を受けるものと分析しております。

 また、特別区財政調整交付金については、令和2年度2月補正予算における補正後の額と比べ7億8,800万円、4.0%の減収を見込んでおりますが、その要因としては、主に東京都が徴収する市町村民税法人分の減収見込みの影響を受け、普通交付金及び特別交付金ともに減収となると分析しております。

 委員御指摘のとおり、最も景気の影響を受けるのは特別区財政調整交付金の市町村民税法人分と認識しており、令和3年度当初の都区財政調整フレームでは、3,907億円と、2年度当初のものと比較して1,037億円、21%の減となっております。

 内閣府発表の景気動向指数では、令和2年5月に最低となり、その後はプラス傾向を示しておりますが、令和3年2月の月例経済報告では、景気持ち直しの一部に弱さが見られるとして、10か月ぶりに景気判断を下方修正しており、今後も予断を許さない状況が続くものと認識しております。

 そのため、今後の歳入見通しにつきましては、特別区税及び特別区財政調整交付金、いずれも減収することを想定しており、引き続き厳しい財政運営になるものと見込んでおります。

 今後、新型コロナウイルス感染症の変異株の状況を含め、感染症の収束にはまだ見通しが立っておりませんが、ワクチン接種が順調に進み、感染症が収束した場合には、景気の浮揚とともに、本区の歳入状況も改善していくものと期待しております。

 したがいまして、区としては、当面は、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける区民や区内事業者を支援するため、感染症対策及び経済対策を最優先としながら、「文の京」総合戦略に掲げる主要課題の解決に向け、戦略的な事業展開を図り、スピード感を持って各施策を推進するとともに、今後も行政需要の変化を的確に捉えた区政運営を進めてまいります。


*高山の返答

質問1問だったのに、随分しっかり答えていただいて、感謝申し上げたいと思います。

 やはり文京区はいろいろ予算の見積りが固いというのは、いい伝統でもあるんでしょうけれども、他の自治体がみんなブレーキを踏んでいるときに、文京区だけアクセルを踏んでいたら、前に進めますよね。やっぱり何百億円ためて、けちだとか言う人もいて、その批判に耐えながら貯金をためてきたのは、十年兵を養うはこのときのためにありというか、今やはり攻めるべきときだなと私は感じていますので、明るくやっていただきたいということが一つ。

 いろいろ経済の数字をがちゃがちゃ言いましたけれども、車で言えば、全部バックミラーを見ながら運転しているようなもので、やはり昔のデータですから古いですよね、全部が。一番速報性のあるデータで、私が好きなんですけれども、内閣府がやっている景気ウォッチャー調査というのがあって、大体2,000人ぐらいの人に、景気いいですか、悪いですかと聞いて、大体真ん中だと50が出て、みんなが悪いと言ったらゼロになって、みんながいいと言ったら100になるという数字なんですけども、それが、コロナが始まる前、地域別に出ますから、地域別に見て、東京の数字が2020年の1月が46.8だったんです。それが急速に悪化して、コロナの真っ最中の4月には8.5まで落ちるんです。ほとんどの人が景気悪いと思っている。絶望していましたよね。

 それが、今、去年の10月に51.1で、そこからまた非常事態宣言でぐっと下がったんですけれども、また持ち直してきて、3月8日に発表されたものは、43.9ということでかなり戻しています。これは、2月25日から月末までの間にみんなにインタビューした結果なので、一番早いんです。非常事態宣言だとか、変異株だとかと、ワイドショーを見ていると恐怖になっちゃいますけれども、一般の皆さんは結構したたかに景気を感じ取っているということなので、是非文京区も前向きにやっていただきたいというのが私の主張でした。今日はありがとうございました。

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