2020質問集(コロナと地域社会)
私が少し懸念しているのは、コロナ自粛をきっかけに、文京区の誇る教育、子育て支援のネットワーク、また、地域コミュニティや文化、これが瓦解をしてしまうおそれであります。
文京区の大きな魅力の一つは、新旧の住民がバランス良くミックスされ、それによる重層的なつながりが織りなす文化の厚みであります。
毎年九月の定例会は、ちょうど区内各神社のお祭りシーズンと重なり、準備、本番、片付け、直会で疲れ果てた議員たちの姿が、議会の一つの風物詩でもありました。しかし、今年は心なしか、皆妙にエネルギーがあり余っていると感じたのは私だけでしょうか。
コロナだし、自粛だし、まあ中止でいいかとなると、それはそれで楽といえば楽です。一方で、活動を再開しようと思えば、感染症予防対策でとてつもない労力を使い、疲弊してしまいます。
こうしたコロナ疲れにより、なし崩し的に、様々なサークル活動、お祭り、ボランティア、会合、組織、そして、何より大切な人々の情熱がなくなってしまえば、それを元に戻すのは容易ではありません。
子育て支援の様々なネットワークにしても、一朝一夕に作られたものではなく、多くの方々の目に見えないつながりや長時間の努力によって積み上げられたものであると認識しています。
ダイヤモンド・プリンセス号から始まった新型コロナウイルスパニックでしたが、徐々にウイルスの正体も判明しつつあります。Go Toキャンペーンも始まりました。そろそろ徐々に平常モードに区民生活を戻していく局面であると思います。一方、区民会議室の利用制限などの非常事態対応は継続されたままです。
今後、区民の文化・芸術活動をいかにして再起動していくべきか、また、区民会議室等の利用制限をどうやって緩和していくべきとお考えでしょうか。区長のお考えをお聞かせください。
人命の安全を第一にしながら、いかに元どおりの暮らしを取り戻していくのか。マスコミがあおる恐怖に負けず、区長持ち前の明るさで、文京区なりの考えを明確に示すべきと考えます。
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